「歯並びを治したいけど、見た目が気になる…」「費用はどのくらいかかるんだろう?」 そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
今回は、マウスピース矯正とワイヤー矯正について、それぞれの矯正方法のメリット・デメリットを徹底的に比較・説明をしていきます。
1. それぞれの矯正方法の特徴
2. 見た目の違いを詳しく比較
3. 気になる費用の内訳
4. 治療期間と効果の違い
5. 日常生活への影響
6. 選び方のポイント
ワイヤー矯正は比較的古くからある矯正方法で、1個1個の歯にブラケットと言われるものをつけ、ブラケットの上にワイヤーをつけて歯を動かす方法で、矯正専門の先生がよく使う矯正方法です。つけ外しの手間がないのが特徴ですが、ブラケットとワイヤーが歯の表についている状態なので笑ったり、口を開けると装置がついているのがすぐにわかるかと思います。
一方でマウスピース矯正はワイヤーを使わないうえに、矯正装置がマウスピースとマウスピースを固定するための歯と同じ色のレジンのみなので、見た目が非常に美しいというか、矯正していることがわからない、気づかれないような装置になります。
ワイヤーに比べると治療中の痛みが弱かったり、治療期間が短くなるのも特徴です。
◆ワイヤー矯正の特徴
・治療中はずっとつけたままで取り外せない
・全体矯正のみならず、1歯2歯のみ動かしたいなどの部分矯正にも対応
・矯正しているとわかってしまうような見た目になってしまう
・歯磨きの時に歯ブラシだけではなく、ワンタフトブラシ等の補助用品も必要
◆マウスピース矯正の特徴
・食事と歯磨きのときは取り外すことができる
・1日22時間の使用時間を守らなければいけないので時間の管理が必要
・なくしたり壊したりしないよう装置の管理も必要
・ワイヤーに比べ痛みや期間が短くなることもある
「矯正しているのをバレたくない.」という方は多いはず。 実際のところ、見た目の違いはどうなのか解説します。
◆マウスピース矯正の見た目
マウスピース矯正は透明なマウスピースを使用するので、基本的には矯正していることがわからないような見た目です。人前で笑ったり、お話ししている時に矯正していることがあまりバレたくないな、という人はマウスピース矯正をおすすめします。
◆ワイヤー矯正の見た目
ワイヤーそのものは金属でまたブラケットも金属なものがベーシックです。
ブラケットが透明なプラスチックになっていたり、ワイヤーが白く加工されたものにオプションで変えることもでき、これらを使用すると少し目立ちにくくなりますが、基本的には『矯正しているな』とわかるような見た目になります。
費用は結構気になる方も多いと思います。
症例によって変わってきますが、当院での各矯正治療の費用をご紹介します。
◆マウスピース矯正の費用
・Lightコース(軽度):税抜¥498,000
・Standardコース(軽度〜中度):税抜¥598,000
・Fullコース(重度):税抜¥798,000
・その他装置で追加費用の可能性あり
◆ワイヤー矯正の費用
・税抜¥998,000
・ホワイトワイヤー:税抜¥80,000
・その他装置で追加費用の可能性あり
なぜ、ここまで差があるの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、当院でのワイヤー矯正はワイヤーに長けた矯正の先生が担当するのと、抜歯症例などのシビアなケースが多いためです。
一方でマウスピース矯正では、比較的軽度な症例の方が多く、マウスピースの枚数や期間を短くすることができるためワイヤー矯正に比べ安価に収まります。
また、マウスピース矯正は全てのドクターが治療を行うことができるため、それも理由の一つになっています。
抜歯をしなければならないような歯と歯の混み合いがきついような方ですと、基本的にはワイヤー矯正になることが多いです。その場合、期間としてはどんなに短くても2年から3年程度を考えていただければいいかと思います。
一方で抜歯をしない矯正治療となると抜歯分のスペースを埋めることがないため、抜歯した矯正したよりも期間が短く終わることが多いです。
平均的には1年程度で、長くても1年半くらいです。
さらに正中離開や本当に軽度の叢生の方であれば半年程度で終わります。
◆治療期間の目安
・抜歯をしない軽度な場合:半年~1年
・中度~重度:1年〜3年程度
相談が多い『前から2番目の歯が後ろになっている』とか『前歯の角度がきつく出っ歯に見える』などであればスタンダードコースの1年程度の期間で矯正治療が終わります。
実際の生活にどう影響するのか、これが意外と重要なポイントです。
◆マウスピース矯正の場合
マウスピースを取り外しできるため、ブラッシング時に装置等特に細かく磨かなければならないところがあるとかはないのですが、飲食物には注意して欲しいものがあります。
例えば、マウスピースを入れたままコーヒーを飲んでしまうと着色が強くついていまったり、甘いものを飲んだ後にすぐにマウスピースをつけてしまうと歯が酸よって溶けてしまうことがあるため、食べ物や飲み物に関しては特に気をつけていただきたいと思います。
ほかは特に制限等もないです。
◆ワイヤー矯正の場合
一番に出てくるのは、毎日のブラッシングです。
複雑な形の装置が入っていることが多いため、細かいところまでキレイにしなければなりませんので、普段お使いの歯ブラシにプラスして歯間ブラシやフロス、ワンタフトブラシ等を使い分けて磨くことが必要です。
他には歯にくっつきやすい食べ物は装置がはずれるため控えていただくような食事制限もあります。
歯がすごく混み合ってしまっているとか歯が前後に重なってしまっているようなケースは、抜歯が必要になってきます。抜歯が必要な矯正治療はその分歯を動かす量が多いため、ワイヤーで全体を引っ張るような矯正方法をとった方が確実にキレイになります。また、装置の管理が億劫という方はワイヤー矯正をしてもいいと思います。
マウスピース矯正はケースとして軽めの方ですと費用も期間も抑えられます。期間も短く前歯を効率的に改善したい、矯正中の見た目も気になるという方はマウスピース矯正の方がおすすめです。
当院では大きく分けて抜歯をして奥歯までキレイに矯正したいという方はワイヤー矯正、前歯だけキレイに治したいという方はマウスピース矯正、というような方針を現在とっています。
ワイヤーもマウスピースも両方とも優れた矯正方法である事は間違いないです。
ただ、それぞれの矯正方法には特徴やメリット・デメリットがありますので、患者さんご本人が何を望んでいるかによって適する方法というのが変わってきます。
それらをしっかりと説明を受け、ご理解していただいた状態でお選びいただくことが、矯正治療の最適な方法だと思います。
当院での無料の矯正相談でご質問いただければお答えしますので、わからないこと不安なことがあればご質問いただければすぐにお答えしますので、まずは一度ご来院いただければと思います。