下の歯が前に傾き、下の歯の位置が前にある。下の顎が前にある。下の顎が大きすぎる。
この3つが受け口とされる医学的な定義で、下顎前突(かがくぜんとつ)と呼ばれています。
医学的には、この状態をAngle分類という不正咬合の分類でIII級と定義することもあります。
まず『イー』ってしてみた時に、下の歯の方が上の歯よりも前にある、横から顔を見た時に、顎の先がぐっと前に出てるような方は受け口の可能性が高いかなと思います。
また、上下の歯を噛み合わせた時に、下の前歯が上の前歯よりも前に当たったり、下の歯全体が上の歯よりも前に出ているような感覚がある場合には、受け口の可能性があります。
前提として身長が遺伝することはみなさん知っているかと思います。
で、身長高くなると下顎が一緒に成長しますので、身長の高い方は下顎成長も大きくなり、受け口になりやすいというのはあります。お子さん、お母さんお父さん、おじいちゃんおばあちゃんに背の高い方がいる場合は受け口になる方は多いと思います。
口呼吸をしている方は受け口になりやすい傾向にあります。
仕組みとしては口呼吸をすると、ベロが下がってしまいます。そしてベロが下がると下顎が出てきてしまうという一連の顎の動きになります。
そのため、口呼吸すると受け口になりやすいと言われています。
あとは子供の時に顎を前に出してると、下顎の関節のところに骨転換が起きてしまい、正常な位置よりも顎が前の位置に来てしまって、反対咬合になってしまうことがあります。
他にも何か物を噛む癖があって上から下に物を入れて噛んでしまう癖は注意です。例えばタバコとか、爪楊枝のような棒状のものを下顎を出して噛んでしまうとかすると下の歯が前に傾斜してきて、反対咬合になりやすいです。
受け口の人の特徴としては、前歯が噛んでいない方が大半かと思います。
前歯が噛んでないということは、全ての噛み合わせの力が、全て奥歯に集中してしまうという現象が起きます。
放置すると奥歯に過度な力がかかりすぎてしまい、歯周病が進んだ時にその過度な力に負けてしまって、歯が揺れてきたりえ抜けてしまうことが 1 番のリスクとしてあります。
あとは口が口がうまく閉じられないことによる発音障害とかそういったところももちろんありますがそれが1番のリスクかと思います。
また、奥歯に過度な負荷がかかるので、顎関節の痛み、頭痛そういったところまで影響が出てくることがあります。
ひどいと、口が開きづらくなったり、常に顎が痛くなることがありますので放置することはおすすめしません。
歯が当たってない、もしくは噛んでない。上下の噛み合わせが逆になってしまっている。
前歯が正常の位置にない場合は、奥歯に過度な力がかかっていますので、早く治療した方がいいと思います。
また、歯の角度が少し違う程度であれば、割と期間を短く治せることがありますので、ぜひご相談していただければと思います。
もし骨格的なズレが相当量多い場合は手術などの可能性もありますので、その場合は大学病院へのご紹介となります。
子供は骨格成長がありますので、まず正確な分析をして、骨格の状態を確認する。これが 1番大事です。
その上で何か対処方法があれば、まだ骨格の成長の余地があるうちに矯正治療を行うことがベストです。大人になると骨格の成長がなくなりますので、その場合は歯の位置や角度を改善します。
また骨格自体に原因がある場合は、手術をして顎の骨を切るという方法があります。
なので、子供の場合は骨格的なアプローチをする。大人の場合はなるべく歯の位置や角度で受け口が改善ができる場合はそれが 1番いいと思います。
子供の時の受け口の根本的な解決としては、骨格の状態にもよりますが、筋肉と呼吸のトレーニングによって歯並びを整える筋肉機能矯正と、骨格の成長を促したり、コントロールを行う、装置矯正が望ましいと思います。
大人の矯正治療に関しては、非抜歯のインビザラインでの治療が1番負担が少ないのかなと思います。
しかし、よっぽどズレが大きい場合は抜歯したワイヤー治療もしくは手術を伴った矯正治療がおすすめとなります。
受け口を直すにはまず骨格と歯の位置等がわかる様、レントゲンや口の写真などの正確な資料取りを行い、それを分析します。
分析をすると、適正な治療方針、治療器具期間が分かりますので、それを患者様にご説明をし、費用等も含めてご相談します。
治療方針や器具、期間にご同意いただけたらそこからスタートです。
基本的に矯正治療は保険が効きません。
子供の治療、大人のマウスピース矯正ワイヤー矯正も同様なんですが、入院しての手術、顎の顎の骨の手術を行う場合に保険が適用される場合があります。
ただ、それはえっと大学病院入院施設のある、大学病院等の先生の判断になりますので、詳しくはそちらに問い合わせるのがよろしいかと思います。
受け口については、前歯が噛み合っていないことが多く、特に奥歯に負担がかかりすぎてしまうケースが多いです。
そのため、長期的に見た時に 30 歳、40 歳、50 歳 60歳以降に歯周病と相まって歯を失ってしまう可能性が非常に高くなります。( 8020運動という 80 歳で 20本の歯を残すという運動に関しては、反対咬合の方の 20 本残存者 0% です。)
長期的に歯を残す、しっかりと噛める、美味しくご飯を食べる、という観点においては、受け口の方は治療をしておいた方が良いと思います。
まずは 1度相談を受けてみることをお勧めいたします。
ご不明、ご不安の点やご不明な点があったらいつでもお気軽にご連絡ください。